今日は10年前の6月5日に亡くなった、安東道場で一緒に汗を流してた女子高生に線香をあげに行ってきました。
全日本ウエイト制大会で広島にいなかったり、なかなか予定が合わず、命日を2週間も過ぎての訪問でした。
いつもその女子高生のお母さんが対応してくださり、優しい言葉をかけてくださります。
話の中でその子が亡くなった後に夢に出て来た話をしました。
亡くなって半年ぐらいした頃だったと思います。
旧本部のあった鶴見道場にその子が訪ねて来たんです。
「こんにちは先輩」っと。
その子が亡くなった事を知っている自分はどうしたのか？と思いましたが、
その子は「やだな～、みんなで鍋やろうって言ったじゃないですか」っと。
そして後ろからぞろぞろと一緒に稽古していたみんなが道場に入って鍋の準備をするんです。
何故かその時の自分は「この子にみんなが最後の挨拶をするチャンスだ」と思い、その子と縁のある道場生に片っ端から電話をかけるのです。
少し経ってまだ数人しかかけてないのに、何故かみんな帰り支度を始め、その子も帰り始めます。
焦って自分はみんなに「何故、みんなそんなに早く帰るんです？もっとゆっくりしましょうよ。」っと言った時にその子が一言「先輩、今迄ありがとうございました。」
ビックリして跳ね起きて初めて夢だと気付きました。
お母さんの話だと、どうしても死んだ事が納得できなくて納骨できなかった、その時期は自分に限らずその子の死を悼んだ人達の夢の中に出て来ていたそうです。
「あの子がお世話になった先輩にお礼を言ったんですね。嬉しいです。」
オカルトの類を信じない自分ですが、確かにあの子はお礼を言ってくれたんだと思います。
正直お礼を言われるだけの事は何もしてあげられなかったけど、、、その気持ちはとても嬉しいです。
天国で安らかに眠ってください。