8月24日、25日と京都で開催された極真祭で特に印象に残ったのは、高校1年生男子体重無差別で松崎圭初段と、先日の夏合宿に内弟子体験として参加した臼田悠希初段の決勝戦と一般女子体重無差別で田崎佑麻初段と横山友美初段の決勝戦です。
夏合宿の時、松崎初段と臼田初段は「極真祭は二人で決勝戦で闘おう」と約束していました
。
正直二人ともそう言葉に出しながらも不安があったのだと思います。
臼田初段は6月の全日本体重別大会軽量級で優勝したものの、松崎初段には小学校の頃に対戦して負けた経験があり、体重無差別で重量級の選手に通用するのかという不安があったと思います。
そして松崎初段は幼年の頃から毎年極真祭に出場するも、優勝の経験が無く、むしろ初戦敗退など実力を発揮できず悔しい思いをする事が多かったです。
しかしその不安と戦いながら決勝戦で対峙した二人を見て、上手く表現できないですがすごく感動しました。
そして一般女子体重無差別の決勝は10年間日本女子選手のトップを走ってきた田崎佑麻初段と、その田崎初段を目標に打ち込んだ横山友美初段の対決でした。
結果は横山初段が優勝しましたが、その横山初段や同じく四位に入賞した小田幸奈初段がここまで強くなれたのは田崎初段の存在が本当に大きかったと思います。
本当に一つ一つの試合にドラマがあり、一つ一つに感動がありました。
実力が発揮できず、一回戦で負けた選手にもドラマがありました。
それがかつて一大ブームを起こしたプロ格闘技とは違う感動を生む極真空手の良さだと思います。
そして全日本クラスの大会に限らず、昇級審査であったり交流試合や初級クラスの試合の一つ一つにもドラマがあります。
そのドラマではたとえ世界チャンピオンであっても脇役であり、そのテーマは『自分との戦い』であり、それを素晴らしいものに演出するのは自分自身の努力だと思います。
9月29日(日)の昇段昇級審査会、10月20日(日)の広島県東部交流試合、今度はどんな感動的なドラマが生まれるのか楽しみです。
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